責任問題って・・・
新しいプロジェクトのシステムがまだ完成しない。よって、お客さんへの申込書は案内が送付できないでいる。
もうさすがにお客さんも、関連会社も痺れを切らして毎日のように問い合わせの電話がある。
僕の見込みだと、システムが完全に動くのはもう少し先になりそう。それでも見切り発車的にプロジェクトを始めてしまう手もあるけど。
今日、心配した関連会社の社長さんが支店長のところにやってきて「もう少し先に延ばしたらどうか、こんな不完全な状態だと費用決済にも影響する」と詰め寄ってきた。
さすがにあわてたのか、支店長はシステム開発業者にこれ以上遅れたら違約金を取るだの、責任を取ってもらうなどと話していた。
今頃何を・・・
僕は今このプロジェクトに直接タッチしていないが立ち上げ当初、
- このシステム業者は開発能力はあまりない
- プロジェクト事態を理解していない
- データの2重管理になって将来悪い影響が出る
- 作業は絶対に遅れる
などと意見を言っていたが、開発費が安く済むという理由だけで契約をしてしまった。
そもそも、システムについて何の注文も出していないのが問題だった。
「こういうプロジェクトやるからそれに合わせたシステム作ってください」
これが草野さんの注文だった。
どんなことがしたいのかまったくいわずに、ただ作れといわれたって作れるもんじゃあない。
デモを見ても、なんだコリャ?こんなことも出来ないの?という代物だった。
それを受けて草野さんはぼやいているが、僕には予想が出来たことだ。
まったく他人任せでうまくいくわけがない。
これからは更なる問題が発生することは必死だ。
たぶんシステムで顧客管理が上手く出来なくて、人海戦術でカバーすることになるだろうけど、それももって3ヶ月くらいかな。
それ以上は多分無理。もたない。絶対パンクする。
そういうことすら誰も予想していない。
やれやれ。