のん気な人たち

またユリさんに言われた。
「なんかやることある?」
暇をよしとするパートさんの中にあって、積極的に仕事を手伝おうとしてくれるユリさんの姿勢は素敵だ。でもね、あまりユリさんに回す仕事は残ってないんだなぁ。
「やっぱりバイトさんいらないでしょう。私にもまだまだ余力ありますから。kokuwagataさん、上司に言ってくださいよ」
この言葉に弱い・・・
ユリさんの指摘を受けて、今日も草野さんや上司の金魚さんにバイト不要を説いてみた。
どうもこの人たちはのんきに考えているようだけど、バイトにも人件費がかかってるわけでなぜ削減を考えないのか不思議だ。
来月からバイトが一人増えて3人になるが、どう考えてもバイトは要らない。一人も要らない。
パートのユリさんやノンビリさんだけでも十分間に合う程度の仕事量しか残ってない。
支店長にも話してみると、どうやら来年はパートをもう一人増やす計画を持っているらしく、そのためには今バイトを雇っておいて「こんなに忙しいですよ、だから正規のパートを増やして頂戴」と本社に掛け合うつもりらしいのだ。
「いや、来年人増やさなくてもいいですよ。パートもバイトもはこれ以上は要りません。今要るバイトも切ってもらいたいんです。」といってみた。
「来年もし人が減ったときのことを考えると、増員の要因を作っておかなきゃ、人が減っても補充がしてもらいえなくなるからなぁ・・」と支店長は歯切れが悪い。
こういうやり取りを聞いていたユリさんは、
「そんなのん気なこといっててもいいの?この会社つぶれちゃうよ!」と僕に愚痴をぶつける。
そら、そう思うのは当然だろうなー。
組織ってどうしてこう凝り固まった考え方になっちゃうんだろう。
あ、組織だからか・・・